pentapetala / papilio <限定5足>
¥29,700
重量:
ソール:VIBRAM LITEBASE
サイズ:25cm〜29.5cmで0.5cm刻み
サイズ感:足の実測長 +1cm〜1.5cmよりお選びください
カラー:ホワイト、グレー、ブラックの3色
※ ご購入の際必ず備考欄にご希望のサイズ、カラーをご記入ください。
※ BASEの自動キャンセルシステムの為、発送前に発送完了メールをお送りすることがあります。
多くの人に薦めたい、日本初のトレイルシューズブランド
トレイルランニングシューズで北アルプスを歩く姿は、近頃ではすっかり当たり前になりました。少し前までは、そんな靴で山なんか歩いて!とベテラン風のおじ様に怒られるような時代もありましたが、現在は年齢関係なく幅広い世代で自分に合ったシューズを着用されている印象です。
我々山小屋の人間からすれば、やっとそういう時代が来たか!と思うわけです。
だって、私たちは子供の頃から普通のスニーカーで山に登り、長靴を履いて山々を行き来しているわけですから。
じゃあなんでも良いのか?というわけにはもちろんいきません。トレイルランニングシューズは、普段履いているスニーカーと変わらないフィーリングで、楽で足の負担が少ない、自然な歩行がしやすいモデルが多く存在します。それは日常からなんの抵抗もなく山へ入って行けるナチュラルさ、心と体の自由があります。
しかしながら、北アルプスの山々の多くは岩稜地帯。岩でのグリップは安全と疲れにくさに直結しています。多くの尖った花崗岩はあっという間に靴をボロボロにしてしまう。
正直、我々が安心して歩けるトレランシューズはそう多くはありません。
少し前置きが長くなってしまいました。
『 pentapetala 』(ペンタペタラ)というブランドをご存知でしょうか? 同じように自分たちの満足のいくシューズが存在しない。それなら作ってしまおう!ということで、この工場生産が当たり前の時代にシューズをひとつひとつ手造りで仕上げているなんともクレイジーでパンクな情熱を持つブランドです。これを聞いただけでも火傷してしまいそうですね。
1st モデル、『 papilio 』
pentapetala の第一弾、トレイルシューズ 『papilio 』のご紹介です。
アッパーの形状を見てもらってわかるように、ALTRAなどに代表されるゼロドロップで足に無理のない形状をしています。過剰な補強が見られずシンプルな外観、軽量なアッパーながら効率の良い細かいデザインによってつま先の保護性能、通気性のバランスが良く、朝露などもシューズに入りにくいように思います。何より縫製が丁寧で見た目の薄さよりも随分タフな印象で、使い倒していくのが楽しみになってきます。
インソールはシンプルなサポートのないもので、足の力をダイレクトにアウトソールに伝えられます。
一見して底が厚く見えるので、足裏感覚が欲しい人にとっては、??と思ってしまうかも知れませんが、適度な硬さのミッドソールを採用することで適度な反発があり、厚さがあるのに足裏感覚があります。これは不思議! この点が岩稜帯を歩くのには大変好都合。岩を足裏で掴む安心感を持ちながら、突き上げによるダメージは見た目の厚さ分軽減できています。
多くの人に薦めたいというのはこのポイント。山を歩き慣れた人にとっては、薄いソールでも足をうまくコントロールして歩けますが、そうでない人にとっても足を上手に保護しつつ、足裏の感覚をうまく使って歩き方も向上して行くでしょう。
地面を指先で掴む感じと言いましょうか。歩くことが楽しくなる履き心地はいろんな人に味わっていただきたいと思っています。
先日北アルプスで湿った大きな岩を走りながら駆け上ってみました。ソールのグリップ力と指先の感覚がバッチリと岩を掴み、濡れた岩を滑ることもなく駆け上がれたのはちょっとした感動でした。
トレイルランニングシューズは、岩にうまくフィットするシューズはそう多くはありません。それが嫌でアプローチ系のシューズを選んでいる人も多いはずです。「より長く、より遠くへ」とブランドが掲げているとおり、楽で足に優しいフィッティング、癖のないビギナーからベテランまで楽しめる履き心地。
あなたの山歩きの景色が少し変わってくる。そんな可能性を持ったシューズだと私たちは思っています。
生産のこと
先に述べたように多くの人に履いていただきたいシューズなのですが、信じられないことにこの靴は職人が二人がかりで一つずつ丁寧に制作しています。もちろん今後生産してもらえる工場を探してはいるようですが、クオリティを含め課題はとても多いと想像します。
ネオアルプスでは現在、とりあえず10足限定でのオーダーを受けていただけることになりました。
夏の伊藤新道に向けて、岩にキチンとグリップしてくれるシューズをお探しの方。北アルプスを楽しく履けるシューズをお探しの方は早めのオーダーをお勧めいたします。