生地のアップデートによりさらに使いやすくタフに、オールラウンダーな48L

僅か720gの重量ながら、全シーム処理も施して防水性が高く、高性能なフレーム、背負いやすいショルダーにより耐荷重18kgという数字は嘘ではない背負い心地、剛性感を持っています。フレームを抜いてしまえばさらに軽量化が可能。
メイン気室が40L、メッシュ部分が8Lと無雪期の様々なシチュエーションをカバーする容量。ロールトップ式なので、小さく畳んで30L程度のバックパックとしても使いやすい、いわばオールラウンダーと言えるでしょう。
ULバックパックは頼りないと言う常識を覆す使いやすさです。

生地のアップデートによりメインファブリックの生地が以前のUltra 200からUltra200Xへとアップデートされています。
元々軽量でタフであったUltra200に更に格子状のXグリッドが備わり、防水フィルムの耐久性、結果としての経年劣化の耐性、防水性も大幅に向上しています。
わかりやすく説明すると、Ultra200の生地にEcopackのXグリッドが合わさったようなイメージ。耐久性、見た目だけでなく、生地により張り感が出て剛性も上がった印象。パッキング時に生地がしっかり自立するので用途としても使いやすくなった印象です。
初代DCFの頃は少し頼りなくも見えた生地厚も、よりがっしりとしっかり使えるバックパックに成長しています。おまけに今回はポケットやショルダーハーネスの生地もアップデート。ダブルリップストップとなり、更に耐久性が向上しています。

Xグリッドが追加され、より生地の剛性感が出た

ポケットやショルダーの生地もアップデート、より強靭な生地に

しっかりとした壊れにくいバックル

しっかりと荷重を支えるハーネス

荷重に耐えるULバッグ

前途したように、商品名にもなっているフレームが驚愕の性能を持っています。
推奨重量18kgという数字にも頷ける性能。見た目よりも背負ってみるとガチっとした印象です。
腰でしっかり背負える性能ながら、ショルダーハーネスもしっかりした作りなので、肩が痛くなるという人にも試していただきたいバックパックです。
多くのULバックパックに省きがちなロードリフターも付属。荷物をフルで詰め込んだ際などにも後に引っ張られずに歩行可能です。

フレームやパットはもちろん取り除ける仕組み。軽量化だけでなくクローズドセルマットなどを骨格にパッキングしたい場合などにも便利です。

安定の伊藤新道、北アルプスフィールドギア

先に述べたように抜群の防水性、背負いやすさ、耐久性が強化された最新ファブリック。容量も含め1年を通して使い回しがきくとてもバランスの良いバックパックです。シンプルな外観は山旅だけでなくあなたの旅のシチュエーションを選びません。
伊藤新道の岩稜帯に耐え、渡渉に気を使わない防水性能はその先に続くアルプスの稜線においてもその性能は隙なく充分に発揮します。

便利なロードリフター、ショルダーのメッシュの作りは見事

底部は丈夫な400DのUltra、メッシュも適度な強度と張り感

ピッケルホルダーとループホルダー、サイドのシンプルなドローコードでストックなどを固定

腰部分はメッシュ素材、背中はメッシュじゃない方が使いやすい